先日購入した山岡荘八歴史文庫の高杉晋作を読み進めています。
全3巻でようやく3巻のイギリス公使館焼き討ちの件まできました。
イギリス公使館といえば2年前の5月に一人で皇居の周りをぐるっと回ったり、品川の御殿山まで行ったのを思い出します。
桜田門だとか、御成門通りや御殿山通りを歩いてきたのですよ。
ここらへんに公使館があったのかなあ、と思われる場所にはホテル(マンション?)が建っていました。
高輪という住所に無駄にときめいたりして帰ってきました。
まあ、友人と遊ぶ予定だったのに急遽熱を出してドタキャンされたので、思わず皇居見よう!御殿山行こう!と思い立って行っちゃったのですがね…。
いつか一人旅をしたいです。
小説の話に戻りますが、この晋作とても格好良いです。上海に行っている間の会話とか。
おうのさんとの会話は晋作が自信満々で可愛らしかったです。
一番どきどきしたのは遊歴に出る晋作を皆が見送るところ。桂さんが「風邪をひくなよ高杉」と言ったりしますが次の文に注目。
『何よりも久坂玄瑞が、彼のそばから離れないように身をすり寄せて歩いていくのが、小五郎にはふしぎな気がした』
久坂が、離れないように、身をすり寄せて… !
もう、この二人可愛すぎやしませんか?
まだ話は続きますが
「ではここで帰ってくれ。別れよう」と言う晋作に
「もう少しだ。中川の渡しまで行こう」と久坂は言います。
でも「いやここで良い。おれはもう一人になりたいのだ」と言います。
久坂と視線が合うと、晋作は顔を空に向けるのですが、泣きそうなのを堪えてるんですね。もう…何ていうか…可愛い!
そのあとの久坂がそうした晋作の心中を察した会話や、晋作が眼を真っ赤にしてるところなどが非常に宜しかったです。
久坂グッジョブ!
個人的には久高が好きですが親友ポジションはもっと好きです。
PR